今回はテストエンジニアの人がプログラマーに転職できるのか見ていくよ!
はじめに
なんとなくテスト業界に入って「プログラマー」という職種に興味を持たれた方、将来的にプログラマーを目指しているが、今はテスト業務をされている方。
状況は様々かと思いますが、今回はテストエンジニアとして働いている人が、プログラマーになれるのか?なるにはどうしたらいいのか?
という話をしていきます。
テストエンジニアとは?
テストエンジニアの詳細、定義はこちらを参照ください。
テストエンジニアからプログラマーになれる?
結論から話すとなれます。
が、これはテストエンジニアだからというわけではなく、どんな職種からでもプログラマーに転職することは可能です。
「今の職業から英語を話せるようになれますか?」
と聞かれたら、勉強すれば話せるようになると答えるのではないでしょうか。
それと一緒で、勉強すればプログラマーとしてお給料を貰うことは当然可能です。
プログラマー未経験からの転職は難しい
勘違いしないでほしいのが、テストエンジニアから未経験で転職できる!と言っているわけではありません。
他の職種と同様ということは、当然「自分でポートフォリオを作成して勉強する」必要があります。
テストエンジニアとプログラマーでは求められるスキルが完全に違うため、未経験同様と捉えてもらっても大丈夫です。
ただし、「IT業界でのテストの経験」はプラスに働く要素ではあるため、それを活かしてより良い待遇、内定率を上げることは出来ると思います。
詳細は後述します。
プログラマーになるには?
プログラマーといっても様々です。
今回は、「ソースコードを書き、お給料をもらう人」と定義して話を進めていきます。
転職をする
当たり前ですが、必要なスキルを身に着けて転職をしましょう。
テストエンジニアとして働いている人であれば、プログラマーが身近にいたと思いますので、そういった経験から転職理由は書きやすいかもしれません。
また、開発プロセスを理解してIT業界で働いたことのある経験は、未経験の人に比べると有利に働くと思います!
社内でジョブチェンジをする
会社によっては、テストエンジニアからのステップアップでプログラムに触れながら仕事が出来る環境もあります。
その場合、一定のスキルまで成長することが出来れば社内でのジョブチェンジも可能性としてはあります。
なんにせよ勉強努力は必要
どういうパターンであっても、プログラマーとして働くためには一定のスキルは必要です。
「言語は何を勉強して、どのように行動していけば良いですか?」
今回はそういった話はしません。
それを自分で考えてキャッチアップしていける力がないと、正直プログラマーとして働き続けるのは難しいでしょう。
それがプログラマーとして大事な素質かもしれません。
テスト経験をどのように活かせばすればよいのか?
プログラマーとして言語を学んだり、何か努力することは当然として、テストエンジニアとしてのキャリアのある方は何を活かしていけばよいでしょう?
一番わかりやすく、親和性の高いものが「テスト自動化」です。
- どのテストを自動化したら良いのか?
- なぜマニュアルではなく自動化が良いのか?
- どのような観点でテストコードを書いていけば良いのか?
上記のような観点は自動化を推進する上でとても重要で、テスト経験を活かすことが可能です。
その他にも「品質」という観点で開発プロセスの改善や、コード品質へも影響を与えることが出来ます。
プログラマーになるにはどの職種からでも同じ!という当たり前の話をしてきましたが、こういったプラスアルファのスキルはとても重要です。
おわりに
プログラマーになる前のステップでテストエンジニアを考えているならば、それは辞めた方が良いです。
プログラマーになりたいのであれば、はじめからプログラマーとして働くべきです。
冒頭でも触れましたが、役割や専門とする知識は大きく異なります。
すでにテストエンジニアとしての経験がある場合は、テストエンジニアのキャリアの延長で「プログラムを学ぶ」ということをオススメします。
マニュアルテストが減っていき、自動テストが増えていくのが現在のトレンドです。
普段のマニュアルテストからどのように自動化したら良いのか、自動化したらどうなるのか。
そういったことを意識しながら作業をすることでワンランク上へステップアップ出来ると思います!