テストエンジニアのお給料は低いのかな?
今回はテストエンジニアの年収をみていくよ!
はじめに
徐々に認知度があがってきている「テストエンジニア」ですが、実際の年収はどのくらいなのでしょう?
求人サイトや実際の採用経験を交えて、どのくらいの年収なのかを見ていきます!
当然その人のスキルに依存する部分が殆どの為、あくまでそういう可能性があるんだ!くらいで見て頂けると幸いです。
求人サイトの平均値
求人サイトを見てみると、300万~1000万が多く見受けられます。
幅が広いですね(笑)
しかもこの上限の1000万は一握りの人しか貰えない金額になるでしょう。
少なくとも、未経験の人やただのテストエンジニアの就職・転職では貰えない金額です。
大手企業やメガベンチャーでかつ、マネジメント職をやっていて知名度のある人が実現できる金額だと思います。
とはいえ未経験でも300万~350万くらい出す企業も多いですし、プログラマー程特別な技術を必要としません。
そういう意味では、未経験で300万~350万は貰えるテストエンジニアの年収は低くないと思います。
実際のケースから年収の考察
未経験なら 300万~
未経験なら、300万~350万くらいが良いところでしょうか。
350万も出してくれる会社であれば、かなり良い方だと思います。
当然、「テストエンジニアの経験はないけど、プログラマーとしての業務経験があります!」とかであればもっと高く出してくれる会社もあるでしょう。
テスト実施を推進できれば 350万~
テスト経験が2~3年程ある方であれば、350万~400万は狙えるかもしれません。
ここでいう2~3年はあくまでざっくりとした値で、一通りテスト活動の経験があって自分で作業が出来れば年数は問いません。
が、採用する目線で見たときには2年程の経験があった方が、安心感を与えることは間違いないでしょう。
テスト活動の推進が出来れば 400万~
テストをただやるだけでなく、テスト活動全般の推進が出来るようになってくると、そのスキルを求める企業も増えてくるでしょう。
1からテスト計画を立て、テスト終了作業まで任せることが出来る人材であれば、400万~450万くらいで給与交渉が出来るケースも十分あると思います。
テスト活動の改善、品質に対して意見が出来れば 450万~
テスト活動の推進に加え、テスト活動の改善や現在品質に対して何か発言が出来る知見があれば、450万~500万、場合によっては550万程出してくれる企業もあるでしょう。
テスト組織を任せられるようなポジションを期待されることも多く、テスト以外の業務も多く発生することも考えられます。
どちらかというと、QAエンジニアとして募集されている企業が多いかもしれません。
以降青天井でQAエンジニアへ 500万~
これまで紹介したケースを全て満たした場合、次に求められるのはプラスアルファの経験/スキルです。
ここまでくるとテストエンジニアの領域から外れ、QAエンジニアの領域になります。
- プログラムを書くことができ、テストの自動化を推進できる
- マネージャー業務の経験があり、テスト組織の立ち上げ、推進をすることが出来る
- プロダクトマネージャー、ディレクターの経験があり、スクラムマスターといったポジションで開発プロセスの最適化ができる
そういった経験からテスト外での品質担保も期待されるようになります。
品質保証を生業としている人で1000万を超える人は、この業界でもTOPの人達です。
その領域に達するには、様々な品質業務の経験や貴重性のあるスキル、そして企業の財務状況などが合わさり必要になってきます。
今までの経験がプラスアルファになることも
テスト経験がなくても、今までの経験がプラスアルファになることもあります。
例えばゲーム業界で働いたことのある経験や、ユーザーとしてゲームをやりこんでいて仕様に詳しい場合、そういった経験から通常の人よりも高く年収の交渉が出来るかもしれません。
小売業のサービスを新しく開始する企業であれば、小売業の経験がプラスアルファになって企業は魅力を感じるでしょう。
当然ながら、企業がこの人が欲しい!と思わない限り年収はあがりません。
「自分が持っているスキルと企業の求めているスキル」がマッチしてその人の魅力になります。
何を企業伝えたら魅力を感じて貰えるか?そういったことも考えながら就職/転職活動すると良いでしょう。
おわりに
今回はテストエンジニアのお給料事情について見てきました。
実際にテストエンジニアで貰えるお給料としては300万~500万くらいがボリュームゾーンになるでしょう。
冒頭で触れた通り未経験で入りやすいIT業種で、それでいて300万くらいの期待値があることから、未経験の人にとってはコストパフォーマンスの良い仕事ではないでしょうか。
ただしそこからの年収を上げるにはテストをしているだけではダメで、しっかりと自分の強みや出来ることを増やしていくことが必要です。
余談でこれはあくまで個人的な意見ですが、年収だけにとらわれず「時給」に目を向けてみることがオススメです。