今回はテストエンジニアという職種に興味がある方向けに、未経験でなれるのか、そもそもどうやってなるのかを紹介していくよ。
テストエンジニアとは?という記事はこちらをご覧ください。
はじめに
業界によっては、「テスター」を「テストエンジニア」として募集しているところもあります。
本サイトでは
テスト活動を主に行うエンジニア。
テスト計画、テスト設計、テスト実施、テスト終了作業を主に担当する。
また、そのテスト活動の推進を行う。
と定義し、話を進めていきます。
テストエンジニアには未経験でなれる?
結論から言うと、未経験で「テストエンジニア」の仕事は難しいと考えています。
というのも、テストエンジニアの作業はテスターの仕事を知らないと務まらないケースが多いからです。
自分がテスト実施をしたことないのに、テストのための項目を作るのは難しいですよね。
そのため、「テスター」としてテスト実施から経験するのが良いでしょう。
未経験でなるのは難しいと話しましたが、会社によっては「テスター業務からやる前提」でテストエンジニアという枠で募集している会社も多いです。
そのため、どのような人材が求められているかは事前に確認をしましょう。
「まずはテスト業務から行えるのか?」「テスト項目書を作る業務は後々任せて貰えるのか?」
そういった情報を明確にすることで、入社後のギャップを減らせるでしょう。
テスターの業務がそもそもわからない方はこちらの記事も参考にしてみてください。
テストエンジニアになるためには
テストエンジニアになるためには、まずは「テスター」として経験することが最も近道です。
テスターとしてテスト業務をこなす中で、
- なぜこのテストをしているのだろう?
- どうやって不具合を書くとわかりやすいのだろう?
- テストエンジニアの人はどういう業務をしているのだろう?
といったことを考えながら業務をすることで、自分のスキルも向上していきます。
実際のテスト業務の経験があるからこそ理解できる業務もありますし、テストエンジニアになるには必要な経験です。
テストエンジニアに必要なスキル
テスト活動全般の経験が必要になるので、それに伴うスキルも必要になってきます。
業務ベースに紹介すると、以下のようなものがあります。
- テストケースの作成
- 不具合チケットの管理
- テスト実施の進捗管理
- 上記をこなすためのコミュニケーション能力
「現在はテスター業務だが、今後はテストエンジニアとして成長していきたい!」
という話であれば、テストケースの作成経験やリーダー的な管理をするポジションになるのもオススメです。
未経験の場合はテスターに必要なスキルもまとめていますので、そちらを確認ください。
テストエンジニアに必要な資格
ソフトウェアテスト業界では「JSTQB」という資格が有名です。
この業界の資格といったら真っ先に名前が出るでしょう。
仕事をする上で、JSTQB資格が必須ということはありませんが、最低限のソフトウェアテストの知識が身につくこと、採用時に「テストに興味がある人」と見て貰えるのはプラスポイントです。
テスト業界では未経験者を採用することも多く、JSTQBを取得していることはテスト業界に前向きだとアピールすることが出来るのです。
また、資格を取得せずとも、知識としてJSQTBの内容を勉強をしておくことは重要です。
JSTQBについてはこちらの記事を参照ください!
おわりに
テストエンジニアという職種は「会社や組織のやり方」に強く依存します。
そのため、今回書いたことが100%当てはまるとは言い切れません。
自分がどういう働き方をしたいのか、どういうキャリアを歩んでいきたいのかも重要になってくるので、もし悩んでいる場合は遠慮なく相談いただけたらと思います。