【JSTQB】テストエンジニアに必要な資格とは?

未経験者

今回はテストエンジニアに必要な資格について紹介するよ!

はじめに

今回は業界では知名度もある「JSTQB」について紹介します。

資格を取ることが全てではありませんが、持っていた方が良いことには変わりはありません。

JSTQBを持っていることで「少なくともテスト/QA業界に興味があるのかな?」と書類の時点で思ってもらうことも可能です。

JSTQBとは?

ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)において、日本におけるISTQB認証の加盟委員会ことをいいます。

JSTQB認定テスト技術者資格

ISTQBはソフトウェアテスト技術者の国際的な資格認定団体で、日本の加盟委員会は日本ソフトウェアテスト資格認定委員会(JSTQB)と呼ばれます。

資格認定団体ですが、一般的には「資格そのもの」のことを指して「JSTQB」と呼ばれることも多いです。

ソフトウェア技術、考え方を学ぶには最適な試験だと思っている。

JSTQBは初心者でも取れる?

JSTQBには大きく3つのレベルがあります。

  • Foundation Level
  • Advanced Level
  • (Expert Level)

Foundation Levelは誰でも受講可能ですが、Advanced Levelからはテストの実務経験が必要となります。

そのため、初心者で取得できるのは「Foundation Level」ということになります。

Expert Levelについてはまだ実施されていないようで、実質「Foundation Level」と「Advanced Level」の2つになります。
※2020年12月現在

Foundation Levelを取得するには?

毎年2月/8月に試験が行われており、公式サイトから申し込みをすることが出来ます。(メールにて)

受験料は「21,600円」と少し高めですね。

未経験でもシラバスを読むことで合格自体は可能だと思いますが、実務経験があるとイメージしやすく、勉強も捗ると思います。

試験は選択式です。

基本的にはAmazonなどに売っているシラバスをもとに勉強を行えばOKですが、わかりづらい部分もあるのも事実…。

実務をやったことのある人は自分やっている業務と重ねるとわかりやすいと思います。

用語集が便利

JSTQBのシラバスは無料で公開されているものもあります。

その中でも、個人的に実務でも良く使うのが用語集です。

なにか資料を作ったり、共通の用語を定義する際には活用させてもらっています。

シラバス、用語集ともに公式サイトから無料でダウンロードすることが出来ます。

まず本を買う前に、無料のシラバスを見てみるのも良いかもしれませんね。

資格を取る必要はないが、知識としては必須

QA/テストエンジニアとしてキャリアを歩むのであれば、Foundation Levelの知識は必須だと考えています。

テスト業界での基本的な知識だけでなく、実務でやっているテストについてうまく言語化できるようになったり、業務では学べないことも多く学ぶことが出来ます。

ソフトウェアテストについて学ぶにはとても良いものです!

また、テスト会社の場合は「JSTQB」の取得を推奨している会社もあります。

そういった場合は資格の取得自体がプラスに働くことがほとんどですので、取得を目指すのが良いです。

おわりに

今回はソフトウェアテストの資格の1つである「JSTQB」について紹介しました。

試験料も安くはないため、資格を取ることがゴールではなく知識を学んで自分の力にすることをゴールにすると良いと思います。

資格としての価値はまだまだなところがありますが、学べる知識としては優秀です。

また、「Advanced Level」を取得しようと思っている方は「Foundation Level」の取得が必須なため、そういった方は取得を目指して頑張りましょう。

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