こんなQAは嫌だ! ~バグを元に開発者を責めるテスター~

QA

今回は「こういうQA活動にならないように気を付けよう!」という話をするよ!

はじめに

本記事は以下サイトを参考に記載しています。
興味ある方は是非原文を読んでみて下さい!

How to Deal with Difficult People on Software Projects
Software is easy. People are hard.

バグを元に開発者を責めるテスター

テスト業務を行ってると初歩的なバグに遭遇することがあるでしょう。

開発者に一言いいたい気持ちもわかりますが、度落ち着いてから報告しましょう。

その報告は「品質を上げる」ものであるべきで、開発者を責めるものであってはなりません。

バグは一人の責任ではない

多くの場合サービスは複数人で開発を行います。

たまたまその機能を担当していた担当者はいると思いますが、
バグの発生はその人の責任ではありません。

当然その人のミスが起因しているかもしれませんが、
なぜそのバグが出てしまったのか、出やすい環境になっていないか?など、少し深掘りをしてみるともっと根本にある問題が露呈することもあります。

バグから人を責めるのではなく、どのようにリカバリーしたら良いのか、
再発防止策としてどういうことをしたら良いのかを議論する方が健全です!

本番バグをQAの責任にしてはならない

本番バグが出た場合、その責任をQAだけに押し付けるような環境は良くありません。

当然ながら品質に責任を持っている部署で拾うべきだったバグも中にはあるでしょう。

それでも、QAだけの責任にするのではなく、組織やチームとして改善していくことが大切です。

QA側から働きかけるのは難しい部分ではありますが、そういった環境やプロセスを事前に作ったり整備していくことも大切です。

誰にでもミスはある

本当に初歩的で一目見ればわかるバグも多くあります。

当然事前に確認しておいてほしい気持ちもわかりますし、
少し確認してもらうだけでその後のテスト活動がスムーズになることも事実です。

しかし、だれにでもミスはあります。
ミスを責めるのではなく、振り返りの場等で健全な話をしてきましょう!

さらに、自分ではそんなつもりでなくても、
バグチケットなどのテキストコミュニケーションだとさらに冷たい印象を与えがちです。

憶測で語らずに、しっかりとコミュニケーションを取れる関係も大切です。

おわりに

QAという立場上、「本番不具合が出てしまうこと」がQAの評価に直結することも否めません。

そのため、初歩的な不具合くらいは事前に確認しておいてくれ…。というのも当然理解できます。

それでもその報告やコミュニケーションには「人を責める」ニュアンスが含まれていては良くありません。

人を責める、責められているような報告にならないように気を付けるのはもちろん、
本質である「品質」の向上・担保のための活動ということを忘れないようにしましょう!

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