今回は「こういうQA活動にならないように気を付けよう!」という話をするよ!
はじめに
本記事は以下サイトを参考に記載しています。
興味ある方は是非原文を読んでみて下さい!
人騒がせなテスター
テスト開始直後バグだらけ。
そんな時には「リリース不可能な品質です!」と叫びたくなる気持ちもわかります。
しかしながら、そういった時こそ一度冷静になりましょう。
あなたが人騒がせなテスターとならないためにも、以下確認していきましょう!
たまたま見た機能がバグだらけだった
ソフトウェアテストの7原則に「欠陥の偏在」というのものがあります。
テスト業務を行っている方であれば実感することも多いのではないでしょうか。
基本的にバグというのは均等に存在しているのではなく、偏って存在しているという考えです。
たまたま担当した機能がバグだらけだったらどうでしょう。
その担当者から見ると「このサービスの品質は悪い!」と思うかもしれません。
しかしながら、バグというのは偏って存在するもの。
特定部分のテストだけでその判断をするのは早計です。
偏りがあることを理解して、テスト活動を全体的に見たときにどうなのかを確認することが大切です。
落ち着いてバグ報告
偏って存在するものだからこそ、バグだらけだからといってすぐに「サービスの品質が悪い」と決めつけるのはよくありません。
こういう時こそ、報告内容を明確にし、必要な情報を適切に提供することが重要です。
また、バグ報告にとどまらず、発生原因を調べ、改善策を提案することで、より高品質な製品開発につながります。
バグの偏りがあることを理解し、バグの性質を理解した上で正しく報告するようにしましょう。
人騒がせにはなりたくない
テスト業務という下流工程でやることの多いこともあり、リリースが近いことも多いでしょう。
そのため、逼迫していたり致命的な不具合が発生すると焦ってしまう気持ちもわかります。
しかしながら、その報告が人騒がせになってはいけません。
間違った情報で対応が誤ることを避けるためにも、報告内容には細心の注意を払いましょう!
それは本当に重大な不具合なのか?
今すぐに報告して周りを巻き込んで対応する状況なのか?
今一度自分で考える癖はつけると良いと思います。
誤った情報で対応方針が違うものになってしまっては逆にスピードが落ちてしまいます。
一方で、時にはスピードが求められる状況もあり、報告のタイミングも重要です。
慣れないうちは、考えて報告が遅れるくらいであれば、早めに報告することが望ましいです。
おわりに
開発手法にもよりますが、テストフェーズに入っているということは、開発チームや上位の組織にとっても、リリースが近くなっていることを意味します。
そのため、QAチームの報告には「リリースへ大きな影響を与える」可能性があります。
だからこそ、バグが多く発生した時にも冷静に状況を報告することが大切です。
テストフェーズは、限られた時間で最大限の品質を担保するために、スピード感が大切なフェーズです。
そして、正確な情報を伝えることが、スピードよりも重要であることを忘れないようにしましょう!